涼宮ハルヒの膝枕 2





           CASE 2 朝比奈みくるの場合




「大丈夫、キョン君?」

「え、ええ、大分楽になりました」

「良かったぁ、でももう少しそのままでいて下さいね。顔色はまだ良くなってないから」

 ありがとうございます、朝比奈さん。お言葉に甘えてこのままの体勢を維持させていただきます。
 俺が礼を告げると朝比奈さんは柔らかく微笑んでくれた。
 ああ、その微笑だけで俺の心身は癒されまくってますよ

 さて、俺が今どのような状況下にいるかお解りになるだろうか。ヒントとしては、どんなやさぐれた奴だろうが俺と同じ状態になれば一発で心を入れ替え、真面目な人生を歩き始めるのではないかという状況だ。
 お解りになっただろうか? 解らないならそれでも良い。俺の次の言葉を聞いてくれ。
 俺は今、朝比奈さんに膝枕をしてもらっているのだっ!

 俺としてはこのまま黙って朝比奈さんの膝枕を堪能していたい所なのだが、皆はどうしてこうなったのか説明が欲しい事だろう。
 それは、 花見が始まってすぐに来た。



 ハルヒの乾杯の音頭の後、各々が手にした缶に口をつけ、朝比奈さんお手製の花見弁当を食べていると、急にハルヒが俺に向かってわめきだした。

「キョン! あんた、何ちまちまと飲んでんのよ! もっとガーッと飲みなさい、ガーッとっ!」

 そう言って次々と缶を開けて俺の前に並べてくる。ハルヒの周りを見てみると既にいくつもの空になった缶が転がっていた。
 こいつ、いつの間にこんだけ飲んだんだ・・・

「俺には俺のペースってものがあるんだよ」

 ペースもへったくれも無い飲み方をしているお前とは違うんだよ、とコレは心の中だけで付け加えておく。

「ふん、団長であるあたしが飲めって言ってるんだからおとなしく飲みなさい!」

 そう言うが早いか、無理矢理飲ませようとしてくる。
 くそっ、飲まされてたまるかっ!

「あ、こら、逃げるな! 古泉君! キョンを押さえつけてっ!」

「かしこまりました」

 ガシッ!

 おい、古泉、何してやがる! 離せっ!

「すいません、これもこの世界の為ですので」

 このハルヒ専用のイエスマンマシーンめっ!
 何が世界の為か、俺個人の平和はどうなる!?

「それはこの際、目をつぶってもらうという事で」

 なんて奴だよ、おいっ!

「諦めて飲みなさいキョン!」

 ちょっと待て、その手に持ってる物は何だっ!?

「何って見れば解るでしょ?」

 俺には日本酒の一升瓶に見えるのだが。

「見えるじゃなくてそれそのものよ」

 そうじゃなくて、荷物の中に無かった物が何でお前の手にあるのかが聞きたい。

「他の花見客に貰ったのよ。冷たいビールと交換って条件で」

 マズイ、このままだと確実にアレを飲まされる。
 だが、この場にはハルヒに逆らえる人間など皆無だと言っていい。
 くそっどうすれば・・・

「あの・・・涼宮さん、無理矢理飲ませちゃうのはかわいそうだと思います」

 声を上げたのは朝比奈さんだった。
 その後も俺を助ける為にいろいろと言ってくれてはいるのだが、当のハルヒはと言うと、

「んふふふふ、覚悟は良いわね、キョン・・・」

 無視しているのか、聞こえちゃいないのか小悪魔のような笑みを浮かべてにじり寄って来ている。
 こうなったら取る行動は一つしかない。

「むっ、キョン、口を開けなさい!」

 俺は口をへの字に結び、絶対に開けてなるものか、と態度でしめす。
 ここを突破されてしまえば花見を楽しむ所ではなくなるのは目に見えている。何としてでもここは耐え抜かなければならない。

「そう、意地でも開けない気ね。ならいいわ」

 ん、やけにおとなしく引き下がったな。ハルヒの事だから無理にでも口をこじ開けて、一升瓶ごと俺に飲ませると思っていたんだが・・・

「有希」

「何」

「キョンのわき腹をくすぐって」

「解った」

 何だとぉぉぉぉぉぉっ!
 くすぐりはヤバイッ、俺はくすぐられるのだけは耐えられんっ!
 止めてくれ長門! 頼むっ!

「うん、それ無理♪」

 キャラが変わってるぞ、長門ぉ!

「冗談」

 笑えない冗談を言って近づいてくる。

「はわわわわ、駄目ですよぉ、長門さん」

 またも朝比奈さんが止めてくれるも、長門はそれを意に介せず俺のわき腹に手を添える。
 そして・・・・・・

「あははははは、や、やめ、止めてくれぇ、あははは」

 ガボッ・・・

「むぐ、ゴボッ、むぐぐ、ブハッ、あはははは・・・・・・」

 笑って口を開けた所に瓶を突っ込まれたのだが、長門がくすぐるのを止めてくれなかった為に全部ふき出してしまった。

「有希、あたしが瓶を突っ込んだら、くすぐるのを止めていいわ・・・」

 俺がふき出したものを間一髪で避けたハルヒは、自分の言った事に忠実に従っていた長門に言い聞かせている。

「ま、待て。おとなしく飲むから無理矢理はやめろ」

「そう言って逃げる気でしょ? いいからやっちゃって。有希」

「解った」

 コチョコチョ・・・

「あはははは、ガボッ、ぐむ、むぅ〜っ!」

 熱く感じる液体が咽喉を直接流れていく。
 そして、俺の意識は暗転した・・・・・・




 ・・・キ・・・く・・・

 う・・・なんだ・・・

 キョ・・・く・・・

 ・・・声が聞こえるような・・・

 ・・・キョン君・・・

 どこかで聞いたことのある声だ・・・

「キョン君」

 あれ・・・朝比奈さん? どうしてココに・・・?

「良かったぁ、気が付いてくれて。そのまま目を覚まさなかったらどうしようかと・・・」

「あの、いまいち状況が飲み込めないんですが、一体何があったんですか?」

 頭の中に霞がかかったようにはっきりしない。何か頭の下に柔らかい物があるのは解るのだが。

「覚えてないんですか? 皆でお花見に来てた事」

 言われてやっと俺の身に起きた事を思い出してきた。
 古泉に奴に捕まり、長門にくすぐられ、最後にハルヒの奴が日本酒の瓶を突っ込んできたんだ。
 そこで記憶が途切れているって事は、俺はすぐに酔いつぶれたか気を失ったってことか。

「うん、キョン君横になったまま動かなくなっちゃうし、涼宮さんと長門さんは大丈夫って言ってたけど、心配で・・・」

 他の三人は今、何してるんです。

「涼宮さんはそこの木の下でお休み中です。古泉君と長門さんは冷たい普通の飲み物を買いに行ってくれてます」

 それで、朝比奈さんは俺のことを見ていてくれたわけですね。
 ありがとうございます、とお礼を言うとほんのり頬を染めて、気にしないで下さいと言ってくれた。



 まあ、これが朝比奈さんの膝枕で寝ている事の顛末なのだが、結局俺はハルヒの良いおもちゃにされたってだけなんだな。
 いつも通りと言えばその通りなんだが、朝比奈さんの膝枕を味わえている時点でいつもとは雲泥の差があるのは、俺がわざわざ言わなくても解る事だろ?
 その後、長門と古泉が帰って来るまでの間、俺は朝比奈さんの膝の上で幸せを噛みしめて休んでいた。





           CASE 3 長門有希の場合




 いきなりだが俺は今窮地に立たされている。
 例えてみれば、断崖絶壁に追い詰められた映画の主人公だったり、ツーアウト満塁、一打出ればサヨナラの場面で投入されフルカウントまできた代打のバッターのようなそんな心境だ。
 自分でもよく解らん例えだが・・・
 ともかく俺は今、進退窮まっているわけである。
 その原因は俺の前に座りいかにも”不機嫌です”というオーラを纏い、かつ俺をジッと睨んでいるSOS団団長涼宮ハルヒと、俺の膝の上で無表情ながらも気持ち良さそうに横になっている、SOS団の無口キャラこと長門有希の二人である。
 そもそも俺が何故このような”前門の虎、後門の狼”的な状況に陥ったのか説明が必要だろう。
 さぁ、お決まりの回想の時間だ。行ってくれ。
 ・・・投げやりになってるな、俺。




 ハルヒによって計画され、ハルヒによって召集された我がSOS団の面々は、現在またもやハルヒによって提案(強制)された”花見をより楽しむためのゲーム”とやらに興じていた。
 その内容は事細かに説明する必要もなく、ゲーム名を聞けば大抵の人は解るものなのだが、それは普通の花見の席ではすることがないような、単純でしかし凶悪な要素を含む物だった。
 つまりだ・・・

「さぁ、行くわよ。『第一回SOS団 in 王様ゲーム』♪」

 やれやれ・・・



 記念すべき? 一度目の王様は古泉で、命令は、

『二番の方が三番の方の肩を揉む、というのはどうでしょう?』

 二番が俺で三番がハルヒ。
 最初あまりにも簡単な命令でつまらなそうにしていたハルヒだが、相手が俺だと解ると途端に機嫌を直しいろいろと注文をつけてきた。力が弱いだの、角度が甘いだの、散々言われてその罰ゲームのような命令を終えた。
 二度目は朝比奈さんで、

『三番の人が一番の人のお酌をして下さい』

 三番が俺で一番がハルヒ。
 俺はハルヒの傍に行き次々とコップを開けるハルヒに朝比奈さんがOKを出すまで酌を続けた。
 続いて三度目。
 とうとうハルヒが王様を引き当てた。今まで当り障りの無い命令が続いた上に、かなりのアルコールを既に取り込んでいるハルヒの命令に、メンバー(俺と朝比奈さんだが)は内心ドキドキであった。

「そうね、二回とも簡単な命令だったし、あたしも簡単な物にするわ」

 と、意外な事を言ってのけた。

「何よ、キョン。鳩がマシンガンを喰らったような顔して」

 お前がそんな事を言うのが意外だっただけだ。

「あんた、そんなに無理難題ふっかけて欲しいの? それならキョン指定でビッグフットを連れて来いとか言うわよ?!」

 すまん、俺が悪かった。
 素直に謝り、ハルヒの命令を待つことにする。

「ん〜、簡単な物って案外難しいわね。どうしようかしら・・・」

 いきなり前言を撤回するような命令はするなよ。

「そんな事しないわよ」

 アヒル口になりながら言っても説得力ないぞ、ハルヒ。

「よし、決めたわ! 一番の人、ここにいる全員に告白しなさい!」

 告白って、何を言ってるんだお前は。もっと具体的に言え、具体的に。

「告白って言ったら愛の告白に決まってるじゃない。別にそういう感情を抱けって言ってるわけじゃなくて、夏の合宿の時みたいに言えって言ってるの」

 なるほど、あの時は振り返って『大好き』と言えだったか? つまりそんなのりで告白をしろと。

「そういうこと。さあ、一番は誰? さっさと言いなさい!」

 まあ、予想通りというか何というか、やっぱり当りは俺な訳で全員に好きだのなんだのと言わなければならないんだな。
 こんな予想を裏切らないクジってのも普通意外に思う物だが、俺は全然意外でもなかったね。自分で言っててかなり虚しいが・・・
 まずは、マイプリティエンジェル朝比奈さんからだ。

「朝比奈さん。ずっと好きでした」

 ポンッ!

 俺が告白すると朝比奈さんは顔を真っ赤に染め上げてしまった。
 かわいらしい反応にみとれているとハルヒが横やりを入れてくる。

「む、キョン! 次よ! 早くしなさい!」

 まったく少しくらい余韻に浸らせてくれても良いじゃないか、などと思っていると、

「次は古泉君に告白ね」

 ちょっと待て。女子限定だろ、こういう場合はっ!
 なんで野郎に告白なんぞしなきゃならないんだ、気持ち悪い。

「あら、あたしはココにいる全員に告白って命令をしたはずよ。つまり、男同士だろうが女同士だろうが告白するのよ。それに王様の命令は絶対なんだからねっ!」

 こら、古泉っ! 何『期待してます』って面で待っていやがる! お前もなんか言え! このままだと俺の告白を聞くことになるんだぞっ!

「僕はそれでもかまいませんよ。あなたからの告白でしたら真摯に受け止めてみせます」

 やめろ、気持ち悪い! そもそもお遊びの告白だろうがっ!

「でしたら何の問題も無いはずです。(涼宮さんの気が変わる前に言った方が良いと思いますよ)」

 後半は俺にしか聞こえないように小声で言ってきた。
 考えてみればそうかもしれないな。ハルヒの気が変わって別の命令に変えられたりするよりマシか(?)
 しかたない、コレも我が身の為だ。

「古泉、好きだぞ」

「はい、ありがとうございます」

 爽やかスマイルで返事を返してきた。
 微妙に嬉しそうな感じがするのは気のせいか?
 さて次は、と・・・ハルヒと長門か。悩む必要は無いな。

「長門、好きだぞ」

「そう」

 そっけない答え。長門らしいって言えば長門らしいな。でも、少し嬉しそうに見えるのは気のせいか?
 次で最後だな、さっさとすませちまうか。最後はハルヒだ。

「ハルヒ、す「待ちなさい」」

 俺の言葉を遮ってハルヒが声を上げる。

「おんなじ事ばっかじゃない。少しは内容なりなんなり変えて言いなさいよ」

 我が侭だな、おい。
 変えるって何を変えたら良いっていうんだ。

「そんなの自分で考えなさいよ」

 だったらこんなのはどうだ。

「ハルヒ・・・愛してるぞ・・・」

 しっかりと溜めまで作って言った。

 ヒュボンッ!!

 うおっ、ハルヒの顔が一気にコレでもかってくらい赤くなってフリーズ状態になりやがった。
 お、おい。大丈夫かハルヒ?

「だ、大丈夫に決まってるでしょっ! (なによ、キョンのくせに・・・キョンのくせに・・・)」

 ん、なんて言ってるんだ? 聞こえないんだが。

「な、なんでもないっ! こっち見るなぁっ!」

 なんなんだ一体?? だが、これで告白タイムは終わりだな。
 どうする、まだ続けるのか?

「そ、そうね。次で最後にしましょ。なんか疲れてきたし・・・」

 疲れるなら最初からするなと言いたい。そうすれば男に告白なんて事をしなくて済んだものを。まったくうちの団長様は・・・などと考えているうちにハルヒはクジの準備を終えていた。

「あ、それともう一つ。最後の命令は王様が良いと言うまで続けることっ」

 ってことは、何か? 肩を揉めという命令ならずっと揉んでなきゃ駄目ってことか?

「そういう事っ、王様の命令は絶対! 守れなかったら罰金だからねっ!」

 待て、命令にもよるだろ。という俺の言葉はあっさりと無視されそれぞれがクジを引いていく。
 朝比奈さんまで真剣にクジを引こうとしているし、心なし長門まで王様を選ぼうとしているように見える。なにもそこまで真剣にならなくても良いものだと思うのだが、二人、いやハルヒを入れて三人か、は互いに王様を手に入れようと本気で思っているようだ。
 もうどうでもいい事だが、俺は王様になる事は無いだろうな。考えてもみてくれ、自分の思った通りにしてしまう力を持つハルヒと、情報改変お手の物の長門、朝比奈さんは・・・まあ運頼みか・・・そんな三人が真剣な顔してクジを引いてるんだぞ。俺なんかが王様を引ける道理など無い。俺が王様を引く確立なんて地球人類が後百年以内に太陽系の何処かに移住する確立より低いだろうな。

「さ、引きなさいキョン。あんたが最後だから」

 いろいろと考えているうちに皆は引き終わっていたようだ。
 最後の一本を手で隠しながら取る。

「いくわよ、王様だ〜れだ♪?」

 俺の番号は二番。

「むぅ〜・・・」

 ハルヒは違うようだな。

「はぅ〜・・・」

 朝比奈さんでも無いと。

「僕は違いますね」

 古泉でも無いとすると後は。

「王様」

 長門が王様と書かれたクジをどこか誇らしげに持っていた。
 なんか嬉しそうだな、長門。

「わりと」

 そうかい。なら、命令はどうする? 何でも命令して良いんだぞ。
 長門の事だ、そんなに難しい事は言わないだろう。ってなんで俺はすでに自分が指名される事前提に考えているんだ。・・・恐ろしい物だな慣れとというものは。
 長門は少し考える素振りを見せてから、こう命令した。

「二番が王様に膝枕をする」

 ほう、二番が王様に膝枕をするのか。つまり俺が長門に、長門が良いと言うまで膝枕をする訳だな。わかったドンとこいだ。膝枕くらいいくらでもしてやるぞ。俺も酒でいい感じになってきてるからその程度のことならお安い御用だ。
 そう言って俺は長門の為に場所を提供してやる。

「失礼する」

 フワッとした重みが俺の足に掛かる。
 思った以上に軽い。シャミセンを膝に乗せたときより軽いかもしれない。

「しばらくこのままでいれば良いんだな?」

「そう」

 了解しました、王様。




 解ってもらえただろうか。
 あれから一時間近く経とうとしているのだが、長門は一向にOKを出してくれないのだ。
 足に重さがあまり掛かっていないから、つらいということは無い。
 ただ、俺の目の前にいる奴から立ち上る不機嫌オーラは右肩上がりに上昇を続けている。
 しかも、さっきから二人は同じ問答を繰り返していたりする。

「ね、ねぇ有希。そろそろどきなさい。もう良いでしょ?」

「イヤ」

「イヤって一体どれくらいそうしてるつもりなのよ。もう、満足でしょ」

「私という個体は、まだ満足していない」

「むぅぅぅぅぅっ!」

 と、こんな感じのやり取りを続けている。
 しかし、長門がここまでハルヒに逆らって退かないのは珍しいな。そんなに俺の膝が気に入ったのか?

「あなたの膝の上は心地が良い」

 そうかい。そう言われると悪い気はしないな。
 でもな、ハルヒの機嫌がこれ以上悪くなるのは不味くないか?

「大丈夫。情報改変は得意」

 そんなことで使わないで下さい長門さん。情報改変なんてしなくても退けば良いじゃないか、などとは言えなかった。
 だってなぁ、そんな幸せそうな顔をされたら誰だって何も言えなくなるだろ、普通。
 まあ、ハルヒもこんな事で世界を変えようとは思わないだろう。古泉のバイトは増えるだろうが・・・
 
「・・・・・・」

「むぅぅぅぅぅ・・・っ!」

 だ、大丈夫だよな。信じているぞ、長門。






後書き

 最後まで読んでいただきましてありがとうございます。ほのぼの一家です。
 どうでしたでしょうか、みくるちゃん編と長門編でした。
 いやぁ、みくるちゃんは難しいですね。みくるちゃん編と名づけておきながら彼女の見せ場はあまり無かったような気がしますね。
 その代わり長門とハルヒが大暴れしております(^^;)
 なんとかお花見シーズンには間に合いましたか? どうでしょうか・・・
 書き始めたのは桜の開花前だというのにこの状態・・・orz
 おもしろいと思っていただけたらうれしいです(*^▽^*)
 感想、誤字脱字などありましたら掲示板の方へお願いいたしますm(_ _)m
 それでは次回書くようなことがあれば読んでやってください。ではっ!